中高年になりバイクに乗りたいと思ったのが50才を過ぎた頃からでした。
若いときにはYAMAHAのFZR250に乗っていた私ですけど結婚とともにバイクを手放してしまい、そうなるとなかなかまたバイクに乗る機会をつかみにくくて大変でした。
「もうこの先、バイクに乗る事はない」と思ってはいても、いつも頭の中にはバイクに乗るあの風を切る感覚が忘れられずにいました。
危ないけど楽しすぎるバイクライフ。
私と同じ想いを感じている方は、おりませんか?
私はいろいろとクリアーしなければならないところをなんとか乗り越えて、150ccのスクーターPCX150-ABSで中高年リターンライダーとなることが出来ました。
私は400ccまで乗れる中型免許を持っていますが、なぜ150ccを選んだかを綴ってみます。
お手軽に乗りやすいから
実はこれが一番の理由となりました。「乗りやすいか乗りにくいか。お手軽かお手軽でないか」がとても重要な要素だった気がします。
若いときと違い目的も変わり、通勤をはじめとした「チョイノリ」に使いたくなって
ちょっとそこまで、バイクでビュ~~ンと行きたくなったのです。
もう峠を攻めるとか、何キロまで最高速が出るとかを追い求めるつもりもありません。
若い頃にのっていったFZR250は確かに楽しかったのですが、乗り出すまでがとても面倒で、乗るという日を楽しみに、ライディングパンツをはいて、ブーツを履いて、ちょっと重めの車体を押してと。
しっかりと準備をしての楽しみ方でした。
250とはいえ重さも結構あって、「ヒョイッ!」と言うわけには行かず、お手軽という印象はほど遠いものでした。
「あ~~めんどくさッ」という想いが持ち上がり、車のほうがなんだか楽しくなり、どんどんと乗る期間を伸びて乗らなくなっていきました。
まして私の住むのは北海道。すぐに寒くなってしまい、乗る期間も短いのでその価値を感じ取れぬまま、長い冬に突入してしまいます。
楽しさを思い出す反面、この次にバイクに乗るときは、もっとお手軽なバイクが良いと、思うようになっていました。
250は重くて面倒くさい。
150ccだと妻の理解を得やすいから
私の若い頃のバイクの事情を妻は知っている。妻が19歳の時からずっと付き合っていて結婚。
若きしのことはしっかりと見てきた妻だけに、「バイクにまた乗りたい」という願いは簡単に通るはずはないですね。
なんだかんだ言って、「バイクは危ない」
これははっきりしていますから。
まして北海道では「ただの道楽道具」になりやすいですから。
こんな状況でどうやってバイクを購入していこうか。
理解を得ていくかは、難しいものと簡単に予想が付いた。
最初から排気量の大きなものや、スピードを印象づけるものは厳しいと思われて、まずはジャブを打つ戦法にでてみます。きっと段階的に行かないと、許しは得られそうにないよなぁ~~と。
スクーターであれば、それなりのスピードは出るにしても、強烈に危険をイメージさせることは少ないと思いました。
やはりこの路線が正解だったらしく、割と前向きに理解を示してくれました。
まず買うという事をわかってもらうことが必要でしたし、この時点で車種や排気量などはどうでも良いことでした。
いずれまた、ランクを上げるかも知れないけど、このスタート地点でつまずいてもいられないわけで、ここをなんとしても通す必要がありました。
150ccのスクーターは安いからね!
妻の理解を得たら、「買う」となるのだが、この時に「買って欲しい」は無しだろう。
少なからず、本体代金くらいは出せるくらいにしておく必要があると思います。
①250ccは60万程度
②150ccは40万程度
50万円という枠に収まるか、超えてしまうかは大きな分視点だ。
このほかにヘルメットやグローブなどの購入資金、税金や任意保険なども考えると、本体のみで60万円はきつい話しとなり、私は150ccを選択しました。
一体いくらで乗り始めれられるかを考える必要があり、維持費の面からも考えて、家計に迷惑をかけるものを選択するわけには行きませんでした。
50ccや125ccを選ばなかった理由!
結局、スクーターPCX150-ABSを買ったわけですが、これからのグレードアップの踏み台という印象はないです。
車種選定の時には大いに悩み、悩んでいるうちにいろいろと情報を得て、ホントに欲しいバイクとなりました。今では大のお気に入りです!
実際に買ってみて、「とても言い選択をした」と思わずにはいられない。
その証拠に「数多く乗っている」のだ。
乗りにくいものは、どんなに良いものでも利用しなくなるもので、ホントに手軽で自転車とまでは行かないが、ヒョイッと言う感覚が近い。
価格を考えたら125も有りでしょうという話になるが、昔の中型免許を持つ身としては、125は選びたくなかった。
その理由は
①まず、ピンクのナンバープレートがなじめない
②いざとなった時点でも高速道路が走れない。それよりも自動車専用道路を走れない事はつらい
③サイズがPCXの場合は変わらない
④価格はPCX125は348,700円。PCX150は380,600円とあまり価格差がないということ
⑤排気量での差があるといういろいろな口コミから判断
⑥重量の差も、PCXの場合は1kgしかないから無視できる範囲
原付は、スピードが出ない分、一見、安全のように見えるが
①巡航速度になじめないし、巻き込まれる危険性も高い。
②2段階右折などが必要な場面もある。
③タンデムが出来ない
④いざとなった時点でも、高速道路と自動車専用道路を走れない
という理由で、私の中では論外となった。
まとめ
大型バイクに夢がないわけではない。
今はちょっと遠い夢としておきたい。
そうなると
今はお手軽に乗るバイクが欲しかった。
PCX150-ABSはその願いを叶えてくれた最高のスクーターであると感じるし
本当に乗っていて楽しいし、どこまでもどこまでも行ける気がしてくる。
中高年リターンライダーになれなかったかも知れない私の夢をかなえてくれた一台。
これからもPCX150-ABSとともに安全に気をつけながら楽しんでいきたいですね。
下にメーカーサイトのリンクを張っておきますので、見て欲しい。